若手社員インタビュー
世界の大手企業に最先端技術を提案
「考えることを止めない」姿勢でさらなる成長を目指す
電子部品事業部 製品開発部
世界の大手企業に最先端技術を提案
「考えることを止めない」姿勢でさらなる成長を目指す
I-PEXに入社したきっかけ
設計から製品化まで見届けられる、一貫生産体制に惹かれて入社を決めた
大学時代は、自動車ブレーキ部品としての鋳造品が、材料構成によってどのように強度が変化するのかを研究していました。ただ、この経験を活かせる会社への就職ではなく、新しいことを学びたいと考えていたので、自動車系を中心に、ものづくりの研究やCADを使って設計できる会社を幅広く探しました。
I-PEXは、家族が近くに住む町田に事業所があり、親近感を抱きました。また、設計から製造までの一貫生産体制であることを説明会で知り、自分で設計したものが製品化されるまでの工程を自社内だけで見られることに惹かれました。このことが入社の大きな決め手となりました。
入社後には、20代を中心とした若手設計者が第一線で活躍していることに驚きました。配属された技術部にも想像していた「20代は下積み」という文化はなく、たくさんの若い社員がキビキビと働いていました。こういった先輩方は年齢が近いせいか、水曜の定時退社日には社員同士で遊びに行ったり、ご飯を食べにいったりと、交流も盛んです。
I-PEXでの仕事
スマホで使用する耐ノイズ性コネクタの設計・開発・解析を担当
部署全体としては、PCやスマートフォン、ゲーム機などの電子機器内部にある回路を接続するためのコネクタ開発をおこなっています。広く一般に浸透しているUSBやHDMIなどと違い、外形で5×5mmサイズ程度の非常に小さなコネクタです。その中で私は、スマートフォンなどの機器内にある、Wi-Fi接続などに使用するアンテナをつなぐ、同軸／RFコネクタの設計・開発と解析を担当しています。
こうした電子機器が、さらに速い通信速度へ対応していくためには、内部機器の伝送速度が重要です。そのため、コネクタには寸法や形状に加えて、伝送速度を上げる機能や耐ノイズ性といった目に見えない性能も要求されます。特に、精密な製品ほどノイズの影響を受けやすいために、ノイズの漏れを抑える機能を持ったコネクタ開発が、最近のトレンドとなっています。これは、他社に先駆けてI-PEXが多くの知見を所有している、最・尖端の技術です。業界内でも注目の技術に携わることにはもちろん大きな責任も伴いますが、それだけに光栄に感じていますし、最・尖端に携わることを楽しんで取り組んでいます。
仕事のやりがい
最先端技術に携わる仕事は責任も大きいが、やりがいや喜びを感じる
次世代移動通信システムである5Gをはじめ、最・尖端の技術に携われる仕事は、非常にやりがいがあると感じています。また、大手通信系企業のお客様に製品を提案する機会もあり、非常に緊張しますが、責任のある仕事を任せてもらっていることは非常にうれしいです。
私は、どんな仕事をする上でも、自ら考えることが重要だと思っています。指示されたことをそのまま実行するのではなく、指示の意図を高いレベルで汲み取り、指示以上の結果を出すことが必要だと思うからです。これまでも「MHF 7S」という、耐ノイズ性能に優れるコネクタの形状を自ら起案し、開発・解析に携わりました。自分自身としては、まだ耐ノイズ性の知見は高くない中での取り組みでしたが、ひたすら形状の検討・評価を重ね、データを蓄積して製品化に成功しました。
また、最近上司から教わった「100％はない」という言葉に感銘を受けました。自分のしていることに完璧はなく、必ず改善する余地がある、という意味です。私もおごらずさらに高性能な部品を生み出していこうと意識するようになりました。
将来の目標
次に来るトレンドを予想し、先手を打って対応できる技術者になりたい
例えば「5Gの次に来る6Gには、こういう対応が必要」というように、時代の流れを読み、的確に予想し、先行して製品開発できる技術者になりたいです。そのためには、今の自分に足りない電波などの知識をもっと増やしていきたいと思っています。
また、自動車の電装化がさらに進めば、コネクタにも耐熱性や耐衝撃性など新たな機能が求められるようになるでしょう。同様に、今後もコネクタにさまざまな機能追加が求められるようになると思います。そうした状況を先読みして随時対応できるようになりたいと考え、努力を重ねています。
また、私は忙しいと思考力が落ちてしまうので、忙しいときにも落ち着いて行動できるようになることを心がけています。それが自ら考え続けることにつながると思うからです。どのようなトラブルにも焦らずに、このようなときだからこそ落ち着いて丁寧に取り組む姿勢を持ちたい。それができる上長は、私の目標となる存在です。
これから入社される方へひとこと
企業を選ぶときに確認する項目は、会社の規模や給与、福利厚生の充実性や仕事内容など、さまざまあると思います。しかし、それが全部希望通り、イメージ通りという会社はまずありません。私は、たくさんの項目の中でも自分はどれを重視したいのか、優先順位を決めて企業選択をすると良いと思います。
就活生のときの印象と社会人になって知ることにはギャップはあって、結局入社しないとわからないこともあります。それでも、自分が一番重要視していた項目がぶれていなければ、働き続けられますし、仕事をしている過程において楽しさも見いだせると思います。まずは自分が何を重要視するかを見つけてください。
ある一日のスケジュール
| 08:30 | 出社 |
|---|---|
| 08:45 | メールチェック |
| 09:00 | 朝礼会議 |
| 09:30 | モデリング |
| 12:00 | 昼休み |
| 13:00 | モデリングの形状の電磁界解析 |
| 15:00 | 解析中に報告内容まとめ |
| 17:00 | 解析終了→データまとめ |
| 17:30 | 報告 |
| 18:00 | 夜間に実施する解析工程を実行 |
| 18:30 | 帰宅 |
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部署名、年数表記はインタビュー当時のものです。
