組立工程で発生する人的エラーや修正作業の削減に貢献 ESTORQ®とES-Gripperによるコネクタの自動挿入を実現

2020/07/15

第一精工株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:土山 隆治、東証第一部 コード番号:6640、以下 第一精工)は、I-PEXブランドで販売する静電容量型トルクセンサ「ESTORQ®(エストルク)」を搭載した自動嵌合ロボット用エンドエフェクタ「ES-Gripper(エスグリッパー)」によって、コネクタの自動挿入を実現しました。

コネクタの自動挿入によって、工場で発生する人的エラーと修正作業の削減に貢献し、時間および費用の両方を削減します。

ESTORQ®およびES-Gripper ESTORQ®およびES-Gripper

静電容量型トルクセンサ「ESTORQ®」概要

ESTORQ®は、人協働ロボットや自動組立装置などの回転動作により発生するトルクを検出し、制御するためのセンサです。ESTORQ®を搭載することで、ロボットが外部から加わる力を検出し、異常を感知したときに自動的に停止することが可能となり、稼働中のロボットアームとの接触による怪我の恐れなく、ロボットと人間が並んで作業することが可能になります。

従来のトルクセンサと比較してシンプルな構造ではるかに小型、軽量であるため、ロボットの関節部分に簡単に配置でき、お客さまのニーズに合わせた自由な設計を可能にするだけでなく、大幅なコスト削減にも貢献します。また、ESTORQ®を二重回路設計とすることにより、安全性検証(ISO 10218)を取得可能です。

自動嵌合ロボット用エンドエフェクタ「ES-Gripper」概要

ES-Gripperはロボットによるコネクタの自動嵌合用として開発した、ロボット用エンドエフェクタです。ESTORQ®を組み込むことにより、コネクタの正確な位置合わせの自動調整に対応するだけでなく、専用ソフトウェアを通して作業時のコネクタの挿入力を記録し、嵌合力データの追跡も可能にします。ES-Gripperのアタッチメント部分を交換することで、FPC/FFCコネクタやケーブル対基板コネクタ、基板対基板コネクタをはじめ、さまざまなタイプのコネクタシリーズに対応可能です。

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