2024/06/12
I-PEX株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長執行役員:土山 隆治、東証プライム市場 コード番号:6640、以下 I-PEX)は、人協働ロボットなどあらゆるロボットに使用できる汎用性を持ち、約15cmの近接を検知してロボットと人の接触を防ぐための近接センサ「セーフティ人感知センサ『Smart Cloth(スマートクロス)』」(以下 「Smart Cloth」)を開発中です。
I-PEXは人とロボットが共存するためのソリューションとして、これまでに静電容量型トルクセンサ「ESTORQ(R)」を提供しており、「Smart Cloth」が本ラインナップに加わります。
「Smart Cloth」は2024年6月19日(水)~21日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第36回 ものづくり ワールド [東京]」に出展するとともに、2024年中の発売を予定しています。
「第36回[東京]ものづくりワールド~第6回計測・検査・センサ展~」に出展いたします
「Smart Cloth」開発の背景
I-PEXは人協働ロボットなどに向けて供給するトルクセンサ「ESTORQ(R)」によって、人とロボットとの接触を検知し、接触したときに直ちに停止できるソリューションを提供しています。一方でロボットメーカー様からは、「ロボットが人と接触する前に安全に停止させたい」という要望をいただいていました。
このニーズを実現する手段として、現在市場にはハードカバータイプやシートタイプの近接センサが存在します。ただしロボットの種類や形状によって使用できるセンサが限定され、汎用的に使えるものが存在しないことから、普及の妨げになっています。
I-PEXでは電気を通す布素材(導電布)に着目し、布素材による伸縮性や折り曲げても壊れない柔軟性に加え、自由に形状を変更可能でさまざまなロボットに使用できる汎用性や、既存のロボットに後付けできる取付性を兼ね備えた「Smart Cloth」の開発に至りました。
「Smart Cloth」の想定用途
「Smart Cloth」は、人とロボットなどとの危険な接触リスクを低減、回避するための使用を想定しています。
特に人協働ロボットのエンドエフェクタには通常人との接触を検出するセンサが存在しないことから、「Smart Cloth」をエンドエフェクタに装着することによって、ロボットの先端部分における接触リスクの回避を期待しています。
想定する用途は以下の通りです。
- サービスロボットや無人搬送車(AGV)、自律走行搬送ロボット(AMR)の接触回避
- エンドエフェクタの接触回避
- ドアの挟み込み防止
- ロボットへの近接検知
I-PEX株式会社について
I-PEXは、グローバル市場で閃きや驚きという価値を提供する「ものづくりソリューションエキスパート」を意味します。1963年、精密金型メーカーの「第一精工」として誕生。以来、数々の世界初や独自の製品、ソリューションを産み出してきました。現在は「コネクタ及びエレクトロニクス機構部品」「自動車電装・関連部品」「半導体設備及びその他」の3つの事業分野を展開。「最・尖端を、世界へ」拡げることで、次代を切り拓く世界のあらゆるお客様とともに、デジタル社会の心躍る価値創造に貢献します。
商号 |
I-PEX株式会社
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代表者 |
代表取締役 社長執行役員 土山 隆治
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所在地 |
〒612-8024 京都市伏見区桃山町根来12番地4
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資本金 |
109億6千8百万円(2023年12月31日時点)
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事業内容 |
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