I-PEX株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長執行役員:小西 玲仁、以下 I-PEX)は、I-PEX初のカードエッジコネクタとして、M.2規格に準拠した通信モジュール向けシールド付きコネクタ「SX-M2」を開発、2026年3月31日より販売を開始しました。
「SX-M2」は、M.2規格に準拠したカードエッジコネクタ(以下、M.2コネクタ)にシールド構造を一体化することで外部ノイズや信号干渉を効果的に抑制し、安定した通信品質を確保。従来必要であったEMI対策部品を削減でき、設計の簡素化と省スペース化にも寄与します。また、開閉式カバーの採用により、EMI対策と実装後のコンタクト確認の両立を可能にしました。ノートPC、デスクトップPC、産業用PC、ルーターなどの製品設計における自由度向上に貢献します。
シールド付きカードエッジコネクタ「SX-M2」
開発の背景
近年、Wi-Fiや5Gをはじめとする無線通信技術の進化に伴い、ノートPCや産業用PCなどに搭載される通信モジュールの高速化・高周波化が急速に進み、M.2コネクタにおいても、信号品質の確保やEMI対策がこれまで以上に重要な課題となっています。
従来のM.2コネクタはカードエッジ構造の特性上、コネクタ単体でのシールド機能を持たず、EMI対策にはグランドスプリングや金属シールドカバーなどの追加部品をシステム側で実装する必要がありました。周波数が高くなるほどこうした対策の設計負荷は増大し、部品点数の増加やスペースの制約といった課題が顕在化しています。
I-PEXはこれまで、M.2通信モジュール上のアンテナモジュール接続に用いられる超小型RF同軸コネクタ「MHF®」シリーズを展開し、通信モジュール分野における接続ソリューションに貢献してきました。このたび、同分野における製品ラインナップをさらに拡充し、お客様の製品設計における自由度をさらに高めることを目的に、通信モジュールとホスト機器ボードを接続するM.2コネクタにシールド構造を一体化した「SX-M2」の開発に至りました。
特長
- M.2コネクタにシールドを一体化し、外部ノイズや信号干渉を抑制
- 開閉式カバーにより、コンタクト実装部分の目視確認とEMI対策を両立
- M.2規格準拠の信号品質性能を確保
仕様
| 製品名 | SX-M2 |
|---|---|
| ピン数 | 67pin |
| 高さ | 3.05mm |
| 幅 | 24.1mm |
| 奥行き | 9.85mm |
I-PEX株式会社について
I-PEXは、グローバル市場で閃きや驚きという価値を提供する「ものづくりソリューションエキスパート」を意味します。1963年、精密金型メーカーの「第一精工」として誕生。以来、数々の世界初や独自の製品、ソリューションを産み出してきました。現在は「コネクタ」「製造受託(自動車部品及びエレクトロニクス機構部品)」「金型・設備」「MEMSファウンドリ」「エネルギーソリューション」の5つの事業分野を展開。「最・尖端を、世界へ」拡げることで、次代を切り拓く世界のあらゆるお客様とともに、デジタル社会の心躍る価値創造に貢献します。
| 商号 | I-PEX株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長執行役員 小西 玲仁 |
| 所在地 | 〒600-8411 京都市下京区水銀屋町637番地 第五長谷ビル7階 |
| 設立 | 1963年7月10日 |
| 資本金 | 99億6千8百万円(2025年12月31日時点) |
| 事業内容 | ・コネクタ事業 ・製造受託事業(自動車部品及びエレクトロニクス機構部品) ・金型・設備事業 ・MEMSファウンドリ事業 ・エネルギーソリューション事業 |
| URL | https://corp.i-pex.com/ja |