直近の決算概況

2022年12月期第3四半期の概況

当第3四半期連結累計期間において世界経済は、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料・エネルギー価格の高騰、半導体不足による自動車の減産影響、中国での新型コロナウイルス対策による都市封鎖、米国の政策金利引上の影響による急激な為替変動等、先行き不透明な状況が継続しております。

わが国では、新型コロナウイルスの感染状況は緩やかに改善したものの、長期化するウクライナ情勢に加えて急激な円安の進行が資源価格の高騰に追い打ちをかけるなど、国内経済は予断を許さない状況が継続しています。

このような経済環境の中、当社グループにおいては、電気・電子部品事業、自動車部品事業が低迷しましたが、設備事業は引き続き好調を維持しました。

当社グループの電気・電子部品事業は、景気後退懸念の高まりや世界的なインフレの進行を受けて、デジタル機器の需要が減少したことにより伸び悩みました。製品別では、スマートフォンやルーター向けのアンテナ用超小型RF同軸コネクタは減少しました。基板対基板コネクタは、パソコン市場が減速する中、高性能ノートパソコンに使用されるフルシールドタイプのコネクタは比較的堅調に推移しました。HDD関連部品は、クラウド技術の発展によりデータセンターの需要が拡大していることを受けて、大容量HDD向けの部品需要が伸長しました。

自動車部品事業は、上海のロックダウンに伴う自動車減産の影響は縮小しつつあるものの、半導体をはじめとして、挽回生産に必要とされる十分な部材を自動車メーカーが確保できない等、サプライチェーンの混乱が未だ収束していないことを受けて、センサやコネクタの本格的な受注回復には至りませんでした。

設備事業は、スマートフォンやパソコン等の出荷減に伴い、足元ではメモリ等の汎用半導体の需要に減速傾向が見られましたが、当社の得意とする車載半導体やパワー半導体向けの設備需要が高止まりしていることを受けて、それらの製造に使用される半導体樹脂封止装置や金型は好調を維持しました。

その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は45,531百万円(前年同四半期比9.1%減)、営業利益2,230百万円(前年同四半期比60.9%減)、経常利益4,149百万円(前年同四半期比35.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,342百万円(前年同四半期比52.7%減)となりました。