precision molding
1963 - 1972
創業~精密金型の輸出へ
1963年7月、第一精工創業者の小西昭が京都・伏見の地に第一精工株式会社を設立。
自ら考案した金型製作法「モジュールシステム」を元手に、ベンチャー精神溢れる精密金型メーカーとして出発した。
創立から10年立たずに高度な金型技術が国際的に高く評価され、国内外から次々と受注を獲得。
精密金型メーカーとして確かな事業基盤を築き上げていった。
-
1960
総分割構造・完全熱処理硬化・全機械加工による金型製作法「モジュールシステム」の考案
1963
第⼀精⼯株式会社設⽴
⽇本が⾼度経済成⻑に邁進していた1963(昭和38)年7⽉、第⼀精⼯株式会社が京都・伏⾒に創⽴。創業者、⼩⻄昭が開発した⾦型製造法「モジュールシステム」により、⼿⼯業的町⼯場から脱却した精密⾦型メーカーとしてスタートを切った。同システムのモジュール⾦型は、①分割構造、②完全熱処理硬化、③全機械加⼯が特⻑であった。①については、部分的に適正材質・硬度を選択でき、加⼯性や作業性に優れる等、②は型寿命が⾶躍的に増⼤し、鏡⾯度確保に優位性がある等、③は超精密加⼯が容易で、⼨法精度や⽣産管理⾯における⼯数が安定する等のメリットを有していた。
金型製作法「モジュールシステム」
-
⾦型完成品
モジュールシステムによる型部集合写真
-
ジグ研削盤3SMO型作業⾵景
-
-
-
1963
職⼈の熟練から近代産業へ
精密⾦型の専⾨製作を⽬的として、
第⼀精⼯株式会社を設⽴1963
第⼀精⼯株式会社設⽴
⽇本が⾼度経済成⻑に邁進していた1963(昭和38)年7⽉、第⼀精⼯株式会社が京都・伏⾒に創⽴。創業者、⼩⻄昭が開発した⾦型製造法「モジュールシステム」により、⼿⼯業的町⼯場から脱却した精密⾦型メーカーとしてスタートを切った。同システムのモジュール⾦型は、①分割構造、②完全熱処理硬化、③全機械加⼯が特⻑であった。①については、部分的に適正材質・硬度を選択でき、加⼯性や作業性に優れる等、②は型寿命が⾶躍的に増⼤し、鏡⾯度確保に優位性がある等、③は超精密加⼯が容易で、⼨法精度や⽣産管理⾯における⼯数が安定する等のメリットを有していた。
金型製作法「モジュールシステム」
-
⾦型完成品
モジュールシステムによる型部集合写真
-
ジグ研削盤3SMO型作業⾵景
-
-
1964
工場を増築し、金型製作により培われた精密加工技術を生かして治具部門を設置
-
1968
米国・カナダ・メキシコ・シンガポール向けに、精密プラスチック金型の輸出を開始
-
1969
業況の拡大に備え、福岡県小郡市に工場用地26,400㎡を取得
-
1971
“国際水準を超える”
高評価で輸出が伸長シカゴで開催された展示会
「ナショナルプラスチック展」に
日本の金型業界として初出展
シンガポールに駐在員事務所を開設
-
-
1972
半導体を封止するオートパッケージングシステムを開発
-
ジャパンプラスチック展に金型専業メーカーとして初出展
東京営業所を開設
molded products
1973 - 1987
プラスチック成形品製造へ
第一精工はプラスチック成形品の量産分野へ進出。
OEM生産と分社経営で福岡、東京、山梨に生産拠点を展開するとともに、海外事業所第一号としてSingapore Dai-ichi Pte. Ltd.を設立した。
1980年代に入ると世界初の全自動半導体樹脂封止装置「GPシステム」を発売。80年代半ば第一精工グループは売上高100億円を突破し、さらなる事業規模の拡大を進めていく。
-
1973
精密成形品メーカーへの挑戦
コネクタ成形品の量産を顧客に提案、
精密プラスチック部品の受託生産を開始1973
コネクタ、成形品の
受託⽣産への
進出と拡⼤第一精工は1970年代初頭に自社製金型によるコネクタ成形品の量産を受注したことを契機に、精密プラスチック部品のOEM生産を始めた。以降、多種多様な製品の量産を受託する中で、一貫生産の技術ノウハウを深化させてゆき、より高精度で高品質な製品づくりと事業規模の拡大を進めた。
-
精密プラスチック部品
-
コネクタ(OEM⽣産)
1960年代
1970年代
電子計算機用部品(1960年代)
電子計算機の数字表示部分に使用
フェルトペンの先端ホルダー用部品
(1960年代)カメラ用部品(1960年代)
高いレベルの真円度や平面度により、金属部品からの置き換えを実現
1980年代
カセットテープ用部品(1980)
1990年代
フロッピーディスク外観用部品(1991)
フロッピーディスクの出し入れ口に使用
ビデオデッキ用部品(1997)
ビデオデッキに使用されたシャフトホルダー
ゲーム機用部品(1997)
自転車用部品(1997)
2000年代
水道メーター(2002)
約50点の部材から、溶着や圧入、印刷、貼付など多様な工程を経て生産
2010年代
DNA鑑定用部品(2010)
法医学関連の分析に使用されるマイクロ流体デバイス
-
コネクタ(OEM⽣産)
1970年代
自動車用各種コネクタ(1973)
雨や泥で不具合を起こさないよう、車のエンジン近くに多く使われた防水コネクタ
ドロワーコネクタ(1973)
一般事務機器であるFAXやプリンター、レジ、ATMなどに使用
民生用各種コネクタ(1976)
ハンディカムのようなAV機器をはじめ、幅広く民生分野に使用
1980年代
産業用各種コネクタ(1980)
産業用ロボットなど産業機器の中に使われたコネクタ
1990年代
ステレオ用部品(1990)
0.5mmピッチ ファインピッチコネクタ(1994)
当時、製造が困難とされていた0.5mmピッチの量産を実現
バーンインコネクタ(1994)
ECUコネクタ(1994)
0.3mmピッチ ファインピッチコネクタ(1994)
ビデオカメラ、ノートPC、など情報関連機器に使用
2000年代
光コネクタ(2001)
熱可塑性樹脂を使いミクロン単位の精度を実現した光コネクタ
2010年代
車載用統合コネクタ(2013)
米国USCAR2規格に適合する、複数のコネクタを一体化した車載用コネクタ
-
-
本社量産工場を建設
-
1974
エレクトロニクス産業の
最前線、アメリカへ進出シカゴ営業所を開設し、
対米輸出を強化
-
1976
福岡県筑紫野市に初の子会社として、秀和精工株式会社を設立
1976
福岡県筑紫野市に
秀和精工株式会社を設立
東京都府中市に
株式会社英工舎を設立1973(昭和48)年、金型製造を請け負っていた顧客向けにプラスチック成形品の製造を開始した第一精工は、これを機に成形品の量産分野に進出した。1976年3月には精密金型を製造する秀和精工株式会社(福岡県筑紫野市)、10月にはコネクタ量産を行う株式会社英工舎(東京都府中市)を設立。その後、分社化経営により1980年代前半に国内13社のグループを形成。1982年の小郡工場(福岡県)開設後、1986年に山梨工場(山梨県)、1992年に大刀洗工場(福岡県)、2007年に島根工場(島根県)、2020年に沖縄工場(沖縄県)と生産拠点を展開していった
国内での拠点進出
1976年
-
1976年3月
秀和精工株式会社(福岡県筑紫野市)
-
1976年10月
株式会社英工舎(東京都府中市)
1978年
-
1978年9月
株式会社西工舎(現・大野城工場)(福岡県大野城市)
1982年
-
1982年1月
小郡工場(福岡県小郡市)
1986年
-
1986年1月
山梨工場(山梨県山梨市)
1992年
-
1992年8月
大刀洗工場(福岡県朝倉郡)
2011年
-
2011年1月
島根工場(島根県松江市、現・I-PEX島根株式会社)
2020年
-
2020年1月
沖縄工場(沖縄県うるま市)
2022年
-
2022年12月
沖縄イノベーションセンター(沖縄県うるま市)
-
-
-
東京都府中市に初の量産子会社として、株式会社英工舎を設立
-
-
1979
東南アジアに
初の海外生産拠点設立初の海外生産拠点として、
Singapore Dai-ichi Pte. Ltd.
(現・I-PEX Singapore Pte Ltd.)を設立1979
初の海外生産拠点として
Singapore Dai-ichi Pte. Ltd.を設立1960年代から企業誘致に積極的であったシンガポールは、ASEAN地域におけるエレクトロニクス産業の中心地となっていた。1979(昭和54)年1月、プラスチック成形品製造を目的にSingapore Dai-ichi Pte. Ltd.を設立。第一精工グループ初の本格的な海外進出事業所となった。1985年のプラザ合意以降、東南アジアに日系企業の生産シフトが進んだことを背景に、第一精工もフィリピンやマレーシアに生産拠点を開設。その後も紆余曲折を経ながら、タイ、インドネシア、ベトナムと事業拠点を展開していく。
東南アジアへの進出
1979年
-
1979年1月
シンガポール・アンモキオ工場(Singapore Dai-ichi Pte. Ltd.)
1987年
-
1987年8月
シンガポール・カラン工場(Singapore Dai-ichi Pte. Ltd.)
1988年
-
1988年11月
フィリピン工場(Philippine, D-I Inc.)
1989年
-
1989年6月
マレーシア・ジョホールバル工場(MDI Sdn. Bhd)
1991年
-
1991年3月
シンガポール・ウッドランド工場(Hitool (s) Pte. Ltd.、現・I-PEX Singapore Pte Ltd, Woodland Plant)
1992年
-
1992年5月
フィリピン・セブ工場(Cebu Dai-ichi, Inc.)
1993年
-
1993年10月
シンガポール・イシュン工場(Singapore Dai-ichi Pte. Ltd, Yishun Plant、現・I-PEX Singapore Pte Ltd, Yishun Plant)
1994年
-
1994年2月
フィリピン・ラグナ工場(Laguna Dai-ichi, Inc.、現・I-PEX Philippines Inc.)
2000年
-
2000年6月
タイ・チョンブリ工場(Thai Dai-ichi Seiko Co., Ltd.、現・I-PEX (Thailand) Co, Ltd.)
-
2000年12月
インドネシア・ビンタン工場(PT. Pertama Precision Bintan、現・PT IPEX Indonesia Inc)
2006年
-
2006年6月
ベトナム・ホーチミン工場(Vietnam Dai-ichiSeiko Co., Ltd、現・I-PEX Viet Nam Co, Ltd.)
2018年
-
2018年10月
マレーシア・新ジョホールバル工場(Dai-ichi Seiko (M) Sdn. Bhd.、現・IPEX Global Manufacturing (M) Sdn. Bhd.)
-
-
1980
半導体量産化時代の扉を開ける
世界初の全自動半導体樹脂封止装置「GPシステム」を開発
1980
世界初の
全自動半導体樹脂封止装置
「GPシステム」の開発GPシステム開発
配線された半導体チップを樹脂で封⽌(モールディング)する⼯程は、半導体の信頼性を確保する上で⽋かせない製造⼯程である。第⼀精⼯は1972(昭和47)年にこの⼯程の⾃動化機器(オートパッケージングシステム)を開発して以来、技術的な検討を重ねるとともに、さらなる改善に取り組み、1980年に世界初の全⾃動半導体樹脂封⽌装置「GPシステム」を完成させた。以来、世界の半導体メーカーへ供給し続け、数々のアップグレードを重ねながら現在の「GP-PRO SP」シリーズに受け継がれている。
-
GP-MARKⅠ(1980)
-
GP-PRO SP(2000)
-
-
1981
福岡を、将来を見据えた
事業拠点に福岡県小郡市に小郡工場を開設
-
1986
山梨に進出、株式会社甲斐精工を創業
-
-
1987
シンガポール(カラン)に第2工場を開設
global expansion
1988 - 2003
生産・調達のボーダレス化
国内でコネクタや電子機構部品の一貫生産、半導体製造装置の生産・販売に注力する一方、
フィリピンにおいて自動車部品の受託生産をスタートさせた。
世界初の細線同軸コネクタ開発やHDD部品事業への参入を通じて、新市場開拓や事業多様化を推進するとともに、
東南アジア、中国、北米へと生産体制を拡充させ、最適地生産体制を確立した。
-
1988
自動車部品の受託生産を
スタートフィリピンに、生産拠点として
Philippine, D-I Inc.を設立1988
自動車部品の受託生産を開始
1987(昭和62)年、第一精工は自動車メーカーから北米向け自動車部品(ベンチレーター)生産の委託を受けた。当時、米国内での一貫生産は難しかったため国内で製造して輸出されていたが、1988年11月、第一精工はフィリピンに製造拠点としてPhilippine, D-I Inc.を設立。ベンチレーターの受託生産を開始したことで第一精工グループは、コネクタを含めた自動車部品の生産に本格参入した。
自動車業界への進出
1988年
-
ベンチレーター
自動車のエアコンの吹出口にあたるユニット部品
1992年
-
ドアミラー用パワーユニット
自動車のドアミラーのカバーの中に装着、電動で動かすための部品
-
テールライトソケット
自動車のテールライトに使用される部品
1995年
-
パワーウインドウ用コネクタ
自動車の窓を手元(ドア)のスイッチで開閉の制御をするためのコネクタ
1998年
-
回転センサ
自動車のエンジンの、クランクやカムの回転角と速度を検出するセンサ
2002年
-
車輪速センサ
急ブレーキによる車輪のロックを電子制御するABSに使用
2006年
-
カード型スマートキー
世界初、基板インモールド成形によるカードキー
2014年
-
エアバックセンサ
衝突を検出し、エアバックを作動させるセンサ
-
-
クリーンルーム対応型全自動半導体樹脂封止装置「GP-Zett」を発売
-
-
1989
マレーシア(ジョホールバル)に、生産拠点としてMDI Sdn. Bhd.を設立
-
-
1990
全自動ICリード検査機を開発
-
1991
シンガポール(ウッドランド)に、生産拠点としてHitool (s) Pte. Ltd.(現・I-PEX Singapore Pte Ltd, Woodlands Plant)を設立
-
1991
中国への生産拠点進出
中国(上海)に、生産拠点として
上海第一精工模塑有限公司
(現・爱沛精密模塑(上海)有限公司)を設立1991
中国(上海)に
上海第一精工模塑有限公司
(現・爱沛精密模塑(上海)有限公司)を設立中国が計画経済から市場経済体制に移⾏しつつあった1991(平成3)年8⽉、第⼀精⼯は上海第⼀精⼯模塑有限公司(上海第⼀⼯場)を開設。新卒者を教育して有⽤な人材に育てることが第⼀精⼯の基本⽅針であったため、現地企業との合弁会社ではなく独資企業としてスタートした。以降、2003年に⾹港第⼀精⼯有限公司、2004年に上海第⼆⼯場、2005年に東莞⼯場(東莞第⼀精⼯模塑有限公司)、2017年には初の海外技術拠点となる上海技術センター(上海第三⼯場)を開設している。
-
1991年4⽉ 中国・上海第⼀⼯場(上海第⼀精⼯模塑有限公司、現・爱沛精密模塑(上海)有限公司)
-
2005年3⽉ 中国・東莞⼯場(東莞第⼀精⼯模塑有限公司、現・爱沛精密模塑(東莞)有限公司)
-
2004年2⽉ 中国・上海第⼆⼯場
-
2020年11⽉ 中国・上海第三⼯場
-
-
1992
フィリピン(セブ)に、生産拠点としてCebu Dai-ichi, Inc.を設立
-
1993
シンガポール(イシュン)にてSingapore Dai-ichi Pte. Ltd.の新工場(現・I-PEX Singapore Pte Ltd, Yishun Plant)が操業を開始
-
-
1994
米国カリフォルニア州(サンノゼ)に北米連絡事務所を開設。その後、1998年にDai-ichi Seiko America, Inc.(現・I-PEX USA Components Inc.)を設立
-
フィリピン(ラグナ)に、生産拠点としてLaguna Dai-ichi, Inc.(現・I-PEX Philippines Inc.)を設立
-
-
1995
世界初の細線同軸
コネクタ開発に着手ノートパソコン向けに細線同軸コネクタの引き合い。
翌年、細線同軸コネクタ“CABLINE®”シリーズを発売1995
細線同軸コネクタの開発とコネクタメーカーとしての進展
1995(平成7)年、第一精工と経営統合する前のファブレスメーカーであった株式会社アイペックスは、米国IBM社からの依頼で高画質ノートパソコン向け細線同軸用コネクタの開発に取り組んだ。こうした技術的に高度なコネクティング方式の製品は当時存在しておらず、第一精工の製造技術部門と一致協力して1996(平成8)年、世界初の細線同軸コネクタ“CABLINE® I”を完成させた。その後同製品はシリーズ化され、多くの情報機器で採用が進み、アイペックスは細線同軸コネクタメーカーとして業界で名を馳せていく。
I-PEXブランドコネクタの開発
1996年
-
CABLINE® I
ノートPC用に開発した、世界初の細線同軸ケーブル用コネクタ
2001年
-
MHF® I
通信カード用に、無半田結線方式「i-Fit®」を採用し電気特性の均一化を実現
2008年
-
CABLINE®-VS
業界標準化団体VESAにより、ノートPCのディスプレイ接続用標準コネクタとして認定
2010年
-
EVAFLEX® 5
TVパネル用に、ワンアクション嵌合・ロックで生産性を高めたコネクタ
2014年
-
ISH®
高温125℃に耐え、耐振動性にも優れたヘッドランプなどに使用される車載用コネクタ
2016年
-
NOVASTACK® 35-HDP
優れたEMI(電磁障害)シールド性を実現した基板対基板(FPC)コネクタ
2021年
-
LIGHTPASS®
光信号と電気信号の変換を行うアクティブ光モジュール
2022年
-
DUALINE®
サーバーなどの高速伝送に最適なTwinaxケーブル用コネクタ
-
-
1997
ハードディスク部品の
製造開始HDDの重要部品“Ramp”の
世界初となる量産をスタート1997
HDDの重要部品“Ramp”を世界で初めて量産
ハードディスク部品の製造開始
ハードディスクドライブ(HDD)用の重要部品の一つである“Ramp”は、ディスク表面と磁気ヘッドが接触しないようにするロード/アンロード方式のHDDに使用され、その製造には超精密な寸法管理が求められる。第一精工は1997(平成9)年、IBM社の引き合いで“Ramp”の共同開発に取り組み、世界で初めて量産を実現した。その後もアクチュエータの制動を担う「Latch」、部品を固定するための「Slit」など様々なHDD用機構部品を製造し、市場に供給している。
-
Ramp(ランプ、1996)
-
Latch(ラッチ、1997)
-
Air Spoiler(エアスポイラー、2006)
-
-
1998
自動車部品「回転センサ」の量産を開始
台湾(高雄)に台湾事務所を開設
1999
タイ(バンコク)にタイ事務所を開設
-
-
2000
タイ(チョンブリ)に、生産拠点としてThai Dai-ichi Seiko Co., Ltd.(現・I-PEX (Thailand) Co., Ltd.)を設立
-
マレーシア(イポー)にマレーシア事務所を開設
-
2000
アメリカに生産拠点進出
米国アラバマ州に、
生産拠点としてTouchstone Precision, Inc.
(現・I-PEX USA Manufacturing Inc.)を設立2000
米国アラバマ州にTouchstone Precision, Inc.を設立
アメリカへの進出
2000(平成12)年12月、自動車部品関連の工場を立ち上げるため、米国アラバマ州オーバーンに現地法人Touchstone Precision, Inc.を設立し、2002年より操業を開始した。第一精工にとって北米初の製造拠点であり、先進国への本格的な進出も初めてであった。2013年には自社設計による車載向けPCBコネクタの量産をスタート。2015年には事業拡大を見据えて工場を拡張し、第一精工グループの自動車部品事業における重要な戦略拠点となっている。
-
設立当時のアラバマ工場
アラバマ工場設立時の集合写真
-
アメリカ進出当時の地元新聞
(1面、小西英樹社長)
-
-
2000
インドネシア(ビンタン島)に、生産拠点としてPT. Pertama Precision Bintan(現・PT IPEX Indonesia Inc)を設立
-
2001
RF同軸コネクタ「MHF®」シリーズの量産を開始
中国(上海)に上海事務所を開設
2002
中国(香港)に、香港第一精工有限公司を設立
-
perfection in precision
2004 - 2019
一貫生産コネクタメーカーへ
株式会社アイペックスと経営統合を契機に第一精工は、
OEMメーカーからコネクタメーカーへと転身。
とりわけ細線同軸コネクタメーカーとして頭角を表すことで事業の発展を牽引し、
ジャスダック証券取引所上場、東京証券取引所市場第一部上場を果たす。
一方で、世界初の静電容量方式のトルクセンサやニオイセンサなどの新商品開発にも注力した。
-
2004
開発・製造・販売の一体化
高速・広域通信用コネクタのパイオニア、
株式会社アイペックスと経営統合
-
2005
中国(東莞)に、生産拠点として東莞第一精工模塑有限公司(現・爱沛精密模塑(東莞)有限公司)を設立
日本航空電子工業株式会社との合弁でDJプレシジョン株式会社を設立
八王子技術センターを開設
-
-
2006
ベトナム(ホーチミン)に、生産拠点としてVietnam Dai-ichi Seiko Co., Ltd(現・I-PEX Viet Nam Co., Ltd.)を設立
-
2006
株式上場で成長を加速
ジャスダック証券取引所に
株式上場
-
2007
島根県松江市に松江第一精工株式会社(現・I-PEX島根株式会社)を設立
-
フランスにI-PEX France Sarl(現・I-PEX Europe Sarl)を設立
-
2009
世界標準をリードする
メーカーに細線同軸コネクタCABLINE®-VSが
VESA標準規格に認定される
-
2010
FPC/FFCコネクタ「EVAFLEX®」シリーズの量産を開始
-
-
2011
静岡県静岡市に静岡技術センター(現・静岡R&Dセンター)を開設
-
東京証券取引所市場第一部に株式上場
-
-
車載用コネクタ事業の開始
-
-
2014
独自のセンサ技術で
新分野を開拓静電容量型トルクセンサ
「ESTORQ®(エストルク)」
を発表2014
静電容量型トルクセンサ
「ESTORQ®(エストルク)」を発表第一精工は新規事業の取り組みとして、2014(平成26)年に世界初の静電容量方式を採用したトルクセンサの開発を皮切りに、圧電薄膜を用いたMEMS※デバイスを開発。このセンサを搭載した地震感知器やニオイセンサを製品化した。2022年にはMEMSビジネスのさらなる拡大を図るため、単結晶圧電薄膜技術を有する、KRYSTAL株式会社およびMicro Innovators Laboratory株式会社の2社を連結子会社とした。さらにこの2社を合併して2023年からMEMSファウンドリビジネスを展開する新会社、 I-PEX Piezo Solutions株式会社を設立した。
※MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)微小電気機械システム。MEMSデバイスは、ウエハー上に電気回路と微細な機械構造を集積させた微小部品。-
静電容量型トルクセンサ“ESTORQ®”(2014)
ニオイセンサ“noseStick®”(2020)
-
ニオイセンサ“nose@MEMS®”(2019)
-
ロボットハンド用グリッパ“ES-Gripper®”(2017)
-
-
2015
米国ミシガン州にDai-ichi Seiko America, Inc.(現・I-PEX USA Components Inc.)のデトロイトオフィスを開設
-
-
2016
基板対基板(FPC)コネクタ「NOVASTACK®」シリーズの量産を開始
-
静岡県静岡市に平和試験場(現・静岡R&Dセンター 平和テストサイト)を開設
-
-
2018
MEMS技術を活用したニオイセンサ「nose@MEMS®(ノーズメムス)」を開発
-
-
2019
マレーシア(ジョホールバル)に、生産拠点としてDai-ichi Seiko (M) Sdn. Bhd.(現・IPEX Global Manufacturing (M) Sdn. Bhd.)を設立
沖縄県豊見城市にアイペックスグローバルオペレーションズ株式会社を設立
To be the Sharpest
2020 -
最・尖端を、世界へ。
I-PEX 株式会社に社名変更して「ものづくりソリューションエキスパート」として新たなスタートを切るとともに、
福岡県⼩郡市にグループ技術部⾨の中核拠点として「I-PEX キャンパス」が本格始動した。
新たなビジネスモデルへの進化を目指して中長期経営戦略「I-PEX Vision 2030」を策定。
創立60周年を迎えて、次代に向けた挑戦に踏み出した。
-
2020
福岡県小郡市にI-PEXキャンパスを開設
-
沖縄県うるま市に沖縄工場を開設
-
CIやビジョンを策定し、理念を再構築
I-PEX株式会社に商号を変更
-
2021
I-PEXキャンパスに金型製造工場「Tech Forest」が竣工
2022
中長期計画
「I-PEX Vision 2030」を策定2022
中長期計画「I-PEX Vision 2030」を策定
-
2022(令和4年)2月、I-PEXグループの持続的な成長と価値創造、企業体質の改革に向けて取り組むため、2030年に向けた中長期経営計画「I-PEX Vision 2030」を策定した。2030年に目指す姿として「ものづくりソリューションエキスパート〜『デジタルなものづくり』を実践できる技術力を持つ企業〜」と描き、このビジョンを実現するため「イノベーションによる快適・安全なデジタル社会への貢献」「事業構造改革と事業領域の拡大」「最適なものづくりシステムの構築と資本コスト・キャッシュフロー経営の推進」など6つのマテリアリティ(重要課題)を設定し、グループ一丸となってこれらに総合的に取り組むことになった。
-
I-PEX Vision 2030
-
-
-
上場市場を東京証券取引所「プライム市場」に移行
神奈川県横浜市に横浜オフィスを開設
-
グループ初の統合報告書を発行
-
-
2023
圧電MEMSファウンドリを始動
MEMSファウンドリ事業を行うI-PEX Piezo Solutions株式会社を設立
2023年7月10日、創業60周年を迎える
-