福岡県大野城市に使用済みEVバッテリーをリユースする蓄電池システム製造拠点を開設 ~蓄電池製品「RENERATH」の生産を本格稼働、地域循環型モデルにも貢献~

2025/06/26

I-PEX株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:小西 玲仁、以下 I-PEX)は、福岡県大野城市の「大野城工場 第2棟(以下 本拠点)」を改修し、電気自動車のリチウムイオンバッテリー(以下 使用済みEVバッテリー)をリユースした蓄電池システム製品シリーズ「RENERATH(リネラス)」の製造拠点として、2025年6月に稼働を開始しました。

先立って5月30日に、関係者を招いた開所式を執り行いました。

福岡県大野城市に開設する蓄電池システム製造拠点の外観 福岡県大野城市に開設する蓄電池システム製造拠点

蓄電池システム製造拠点開設の背景と狙い

I-PEXは2024年2月より環境・エネルギーソリューション事業(現:エネルギーソリューション事業)に参入し、蓄電池システム「RENERATH(リネラス)」の開発、販売を開始。同7月には「グリーンEVバッテリーネットワーク福岡(以下 GBNet福岡)※」に参画しました。

本拠点はI-PEXの蓄電池システムの基幹工場として、使用済みEVバッテリーを対象に「バッテリーパック解体」「モジュール検査」「蓄電池組み立て」までの一連の工程を担い、蓄電池システム「RENERATH」を製造します。また本拠点での活動を通して、GBNet福岡における福岡県を中心とした使用済みEVバッテリーの資源循環を推進することで、脱炭素・資源循環型社会の実現に向けて貢献していきます。

 

  • 福岡県が中心となって2024年7月に設立。今後急速に増加が見込まれる使用済みEVバッテリーにおいて、「回収」「リユース」「リサイクル」「再製造」の一連の工程に関する資源循環システム「福岡モデル」を全国に先駆けて構築することを目指す。

5月30日に開所式を開催

2025年5月30日に開催した開所式には、福岡県をはじめGBNet福岡に加盟する各企業・団体の関係者や報道機関など、約60名が出席。I-PEX株式会社代表取締役社長の小西 玲仁による挨拶にはじまり、ご来賓の吉川様(福岡県環境部次長)、木通様(株式会社日本総合研究所創発戦略センターシニアスペシャリスト)からお祝いと激励のご挨拶をいただきました。

開所式では、テープカットや蓄電池システム製品・工場の見学のほか、再生可能エネルギーと地域資源の循環に向けて関係者で交流を行いました。

開所式のテープカットのようす テープカット
開所式の集合写真 集合写真
I-PEX代表取締役社長 小西 玲仁による挨拶のようす I-PEX代表取締役社長 小西 玲仁による挨拶
蓄電池システム製造ラインの見学のようす 蓄電池システム製造ラインの見学

蓄電池システムシリーズ「RENERATH」について

「RENERATH」ブランドロゴ 「RENERATH」ブランドロゴ

クリーンな電気で、当たり前な日常を――「RENERATH(リネラス)」は、使用済みEVバッテリーをリユースしたI-PEXの蓄電池システムシリーズです。リユースバッテリーとIoT技術を組み合わせ、持続可能で安心・安全な蓄電池によるエネルギー供給を目指します。 2025年6月時点で、蓄電池システム「RENERATH」では、定置型蓄電池、可搬型蓄電池、キャリー型蓄電池、ポータブル蓄電池、ソーラー街灯の5つの製品を展開しています。

I-PEX株式会社について

I-PEXは、グローバル市場で閃きや驚きという価値を提供する「ものづくりソリューションエキスパート」を意味します。1963年、精密金型メーカーの「第一精工」として誕生。以来、数々の世界初や独自の製品、ソリューションを産み出してきました。現在は「コネクタ」「製造受託(自動車部品及びエレクトロニクス機構部品)」「金型・設備」「MEMSファウンドリ」「エネルギーソリューション」の5つの事業分野を展開。「最・尖端を、世界へ」拡げることで、次代を切り拓く世界のあらゆるお客様とともに、デジタル社会の心躍る価値創造に貢献します。

商号
I-PEX株式会社
代表者
代表取締役 社長執行役員 小西 玲仁
所在地
〒612-8024 京都市伏見区桃山町根来12番地4
資本金
109億6千8百万円(2024年12月31日時点)
事業内容
  • コネクタ事業
  • 製造受託事業(自動車部品及びエレクトロニクス機構部品)
  • 金型・設備事業
  • MEMSファウンドリ事業
  • エネルギーソリューション事業
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