Science Based Targets initiativeへのコミットメントを表明

2025/08/28

I-PEX株式会社は、サステナビリティへな継続的な取り組みの一環として、2025年7月に「Science Based Targets initiative」(以下SBTi)に、科学的根的に基づいた温室効果ガス排出削減目標のコミットメントを提出しました。

今後の2年間で、事業活動で排出する温室効果ガス(GHG)の量を表すGHGインベントリの構成を見直し、パリ協定に沿ったスコープ1・スコープ2・スコープ3の排出量の新たな短期的な削減目標を策定します。

I-PEXは、持続可能な社会の実現には、地球環境の保護が不可欠だと考えています。2022年には、2030年に向けた中長期計画「I-PEX Vision 2030」を策定し、その中で「気候変動対応と循環型社会への貢献 」をマテリアリティの一つとして特定することで、責任あるものづくりと長期的な環境保全への取り組みを強化しました。

SBTiへのコミットメントは、I-PEXのサステナビリティの歩みにおける重要な節目となります。サプライチェーン全体への削減活動の拡大を通じて、当社は、野心的で測定可能かつ透明性のある新たな削減目標の設定を目指します。

SBTi(科学に基づく目標設定イニシアチブ)とは?

SBTiは、2015年にWWF(世界自然保護基金)とCDP(カーボン情報開示プロジェクト)とWRI(世界資源研究所)とUNGC(国連グローバル・コンパクト)の4団体によって設立されたイニシアチブ。 企業や金融機関がパリ協定の目標(産業革命前からの気温上昇を1.5℃以内に抑える)に整合したGHG排出削減目標を設定できるよう支援する企業向けの気候変動対策機関です。

気候変動への取り組み:マテリアリティの選定から具体的な行動へ

I-PEX株式会社は、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目標に掲げています。この長期的なビジョンの一環として、グループ全体で環境と経済の価値が相互に高め合ことを目指し、環境に配慮したものづくりの強化と推進に取り組んでいます。現在の取り組みとしては、省エネルギー活動によるCO2排出量の削減や、再生可能エネルギーへの切り替えを進めています。

SBTiへのコミットメントにより、環境に関する取り組みをさらに強化し、最新の国際的な科学的基準に沿った気候戦略を推進することで、気候変動への実効的な貢献を目指します。

サプライチェーンとの連携に向けた中期ロードマップ

温室効果ガス排出の多くがサプライチェーンに起因していることを踏まえ、I-PEXは2027年までにスコープ3排出量の新たな削減目標を設定します。基準年の検証を進めるとともに、パートナー企業との連携を強化し、持続可能性への姿勢を体現する責任あるサプライチェーンの構築に取り組んでいます。

気候変動の課題が深刻化する中、I-PEXは言葉だけでなく、明確なロードマップと測定可能な目標をもって行動を起こしています。SBTiへの参加を通じて、科学的根拠に基づく気候対策を推進する世界の企業とともに歩みを進め、環境への責任を果たすとともに、業界における力強いモデルとなることを目指します。

I-PEX株式会社について

I-PEXは、グローバル市場で閃きや驚きという価値を提供する「ものづくりソリューションエキスパート」を意味します。1963年、精密金型メーカーの「第一精工」として誕生。以来、数々の世界初や独自の製品、ソリューションを産み出してきました。現在は「コネクタ」「製造受託(自動車部品及びエレクトロニクス機構部品)」「金型・設備」「MEMSファウンドリ」「エネルギーソリューション」の5つの事業分野を展開。「最・尖端を、世界へ」拡げることで、次代を切り拓く世界のあらゆるお客様とともに、デジタル社会の心躍る価値創造に貢献します。

商号
I-PEX株式会社
代表者
代表取締役 社長執行役員 小西 玲仁
所在地
〒612-8024 京都市伏見区桃山町根来12番地4
資本金
109億6千8百万円(2024年12月31日時点)
事業内容
  • コネクタ事業
  • 製造受託事業(自動車部品及びエレクトロニクス機構部品)
  • 金型・設備事業
  • MEMSファウンドリ事業
  • エネルギーソリューション事業
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