環境への取り組み
気候変動への対応
I-PEXグループにおいて、地球温暖化に伴う気候変動に最も影響を与える要因は、I-PEXグループが使用する電力の発電時に排出されるCO2であることから、徹底した省エネルギー化の推進と再生可能エネルギーを活用した使用電量のクリーン化を行います。
省エネルギー
I-PEXグループは、省エネ機器の設備投資などによる高効率な機器への置き換えや工場の操業・管理・設備のエネルギー使用の無駄・ロスを徹底削減することで生産における省エネルギー化を推進しています。グループ全体で徹底した省エネルギー化を推進するために、環境マネジメントシステム(ISO 14001)認証活動の共通課題として電力使用量の削減を明確に設定し、従業員の環境意識の向上、現場で取り組んだ改善活動やノウハウを共有するしくみを構築し、MESを活用し生産設備の消費電力の見える化に取り組んでいます。
再生可能エネルギー・クリーンエネルギーの導入
I-PEXグループは、新設工場や既存工場の屋上の耐荷重の適正を確認し、可能な限り工場の屋上や敷地内の遊休地に太陽光発電設備の設置を推進しています。耐荷重により設置できていない既存工場についても、太陽光発電技術の進化や新たな発電設備の技術が開発されれば、新技術による発電設備の導入を検討する予定です。また、市場価格の動向を見ながら経済的に最適となる導入拠点を選定し、再生可能エネルギーを導入することで使用電量のクリーン化を行なっています。
省エネルギー社会・循環型社会への貢献
これまで、生産の効率化やリサイクル材の活用による廃棄物の削減、メッキ処理水の再利用、事業活動により排出された廃材のリサイクル化推進により、環境負荷低減に取り組んできました。現在、成形材の持続可能なライフサイクル実現へ向け成形材料メーカーと共同開発を行っており、更なる循環型社会への貢献へ向け、活動を積極的に推進していきます。
環境影響物質の廃止・削減への取り組み
2004年初め | お客様からのRoHS適合調査依頼に対する支援サービス開始 |
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2005年初め | マーケットの要求製品から鉛フリーメッキ製品の開発を開始 |
2005年 | 新製品開発における環境影響物質管理体制を構築 |
2006年6月 | RoHS Compliant識別表示を行ない製品出荷開始 |
2006年7月 | 鉛フリーメッキ製品のみ出荷開始 |
2007年3月 | 中国版RoHS対応(梱包リサイクル表示等)の対応開始 |
2007年後半 | EUのREACH規制対応のための取組開始 |
2008年3月 | ハロゲンフリー対応製品の開発活動を開始 |
2009年4月 | 赤リンフリー対応製品の開発活動を開始 |
2016年2月 | EU RoHS指令 フタル酸エステル類(4種)禁止物質追加(2019年7月22日~) に伴う調査開始 |